シャルレの下着メーカーとしてのブランド
シャルレは女性用下着メーカーとして、通常の店頭販売とは違った独自の代理店販売戦略で有名な会社です。
補正下着などは特に有名で、評判も上々ですが、その価格の高さと販売形式ゆえに躊躇してしまいます。
シャルレを通販やカタログで購入したいという要望は多いようですが、訪問販売しか行っておらず、試着も訪問販売に来たときに行うという形式に躊躇する女性は少なくありません。
シャルレの下着は通常の下着のサイズとは異なるので、試着をしないで自分で選ぶのは厳しいでしょう。
シャルレができたのは1975年と、比較的歴史は浅いのですが、代理店・特約店によるホームパーティ形式の試着会という訪問販売の形式で販売を拡大してきました。
2006年には、持ち株会社化し、株式会社テン・アローズとして、シャルレ事業を新たに開始しました。
2004年4月に元バレーボール全日本代表選手の三屋裕子氏を顧問に迎え、同年6月にはシャルレ代表取締役社長兼最高経営責任者就任したことは、異例の人選として話題となりました。
しかし、2006年、突然代表取締役を解任され、株主総会において取締役も解任され、「1980年のモスクワオリンピックで、ボイコットにより出場出来なかった時と同じような気分」と涙ながらに語っていました。
三屋裕子氏が代表取締役に就任したのは、低迷の続いていたシャルレの建て直しのために、フレッシュな人材を求めた結果でしたが、経営が順調に好転し、増収に転じた矢先にシャルレ創業者一族に追い出された形です。
三屋裕子氏は就任以来、業績低迷のシャルレを復活させるためにシャルレの体質改善を訴え続けてきました。
独自の販売路線で急成長したシャルレは、その従来の手法が通じなくなって業績が低迷していたとき、同族経営のシャルレが外部の人間、とりわけシャルレの社会貢献活動に参加していた三屋裕子氏を起用したことは大きな決断であり、それが功を奏した良い例と言えました。
同族経営とはいえ、株式の上場した以上、株主のために業績を回復しなければなりません。そのための旧システムからの脱却だったはずです。
当時、経営者としての経験も何もない三屋裕子氏を代表取締役に起用したことは、単なる広告塔としての話題作りだったのでしょうか。業績の回復など考えておらず、イメージ戦略としての起用だったと。
しかし、思いのほか業績が回復したものだから、株主の過半数を所有する創業者一族の林勝哉氏が自分の手に取り戻そうと、三屋裕子氏らを解任したのであれば、とんだ茶番劇です。
同族経営のリスクはまさにこの点にあるでしょう。会社が成長する過程で強いリーダーシップが必要なときというのは必ずあります。そのときは、同族経営の強みが発揮されますが、今回のシャルレの人事はそういう理由ではないことは火を見るより明らかです。
下着メーカーシャルレの今後の成長と販売戦略は今後どうなるのでしょうか。ネット通販やカタログ販売の行わない訪問販売のみという形式にとまどうユーザーは少なくないようです。
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